墓じまい・墓石回収・永代供養の専門企業 ㈱美匠(びしょう)

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墓じまいブログ

墓じまいの重要性や歴史、今後について

そもそもお墓を建てる理由とは?


定期的に個人を偲ぶきっかけとなる
亡くなった方のお墓を建てる事は、お盆や故人の命日などにお墓参りをする習慣ができ、故人を定期的に思い出し、偲ぶきっかけになります。このように、日本では昔から故人の存在を忘れない為にお墓を建てて祀る風習があります。


遺御族の想いを形にする
御遺族が故人の為にお墓を建てて定期的に法要をする事は、大切な人を亡くした現実を受け入れる手助けをします。故人の為に何ができるかを考えた際に、お墓を建てる事で御遺族の想いを形にする事ができます。


ご先祖様を祀る
今の私たちが生きていられるのは、ご先祖様の存在があったからです。そのため、ご先祖様への感謝を忘れてはいけないと言われます。しかし、常日頃からご先祖様への感謝を持つことは容易なことではありません。そこで、ご先祖様を祀るためのお墓を建て、お盆などを利用してご先祖様に感謝の気持ちを伝えます。

 



墓じまいの歴史とは?


墓じまいの始まりとなったきっかけ
日本で墓じまいの始まりのきっかけと言われているのが、永代供養という新しい形のお墓が登場した1985年の事になります。永代供養が登場した場所は、滋賀県大津市にある比叡山延暦寺で、平安時代に最澄が開いた天台宗の総本山寺院として、日本を代表する有名な寺院の一つです。お墓の跡継ぎに悩む事は、お墓を引き継ぐ方にとっても悩みを意味します。
少子化でお墓を維持する事に悩む世帯が増加している時代の中、お墓を引き継ぐ方を必要としない初めての永代供養墓です。天台宗の総本山である延暦寺が運営するお墓であった為、当時は多くのメディアに取り上げられる等、大きな注目を集めた歴史的背景があります。


本格的に広まったのは2000年
墓じまいし御遺骨を永代供養することが本格的に広まったのは、2000年からと割と最近の事です。広く世間に広まったきっかけとなったのは、1999年に部分改正された、墓地・埋葬等に関する法律が深く関わっています。以前は、お墓を引き継ぐ方のいない無縁墓から、故人の遺骨を取り出して他のお墓に移す改葬には色々な手続きが必要だったのですが、法律の部分改正で大きく簡略化された事が大きなきっかけとなりました。これによって、お墓を永代供養墓に移す事が簡単になり、御遺骨の永代供養の普及が本格的に世間に大きく広まり始めた時代です。


永代供養に対する大きな意識変化
永代供養墓の普及が世間一般に本格的に進んだ事で、多くの人が安心して利用する事のできる供養や管理システムを確立した寺院も現在は増えています。また、お墓の外観に関しても、様々な希望に沿った、御遺族の満足できるデザインも多くなっています。これによって、永代供養墓に対する考え方が大きく変化し、積極的に墓じまいをして御遺骨は永代供養をする世帯が多くなっています。現代人の生き方の多様化に対応している永代供養墓の登場は、永代供養墓を運営する寺院が増加した事はもちろん、現代人の永代供養に対する意識も積極的な利用へと変化し、日本のお墓の概念は現在大きな変化時期を迎えていると言えます。

 


 

今後さらに永代供養は必要とされる?


永代供養とは
永代供養とは、永代供養墓、永代供養塔、納骨堂などがあり、お墓を継ぐ方がいない場合に寺院や霊園が代わりにご先祖様の供養・管理を行ってくれることを指します。永代供養の場合、基本的に宗教や宗派は問わないので、どのご家庭においても誰でも利用可能な場合が多いです。また、永代供養墓や納骨堂は交通の便が良い立地に建てられている事が多いので、御遺族も参拝しに通いやすい良さもあります。このように、永代供養はお墓を継ぐ方がいなくても、無縁仏や無縁墓になる事が無い安心感があります。永代供養墓は自分が生きている生前に申し込む事もできます。永代供養墓は申し込みをすると、永代供養墓使用証明書が発行されます。永代供養墓を生前に申し込むと、自分の意思で希望に沿ったお墓を選択する事ができます。


生き方の多様化による現代のお墓の形
従来は、日本のお墓に対する価値観は、お墓を引き継ぐ方を必要としていた家墓でしたが、現在は全く違います。自分らしい価値観を重視する現代社会とその時代の変化で、生き方の多様化に対応するお墓管理や供養の価値観に変わっています。なので、永代供養をする事に関して現代では大きく意識が高まっています。そして、集合墓、共同墓、夫婦墓等のように、それらに対応する様々なお墓の形が新たに登場する等、永代供養に対する意識の高まりや理解は今後もさらに必要となっていくと言えます。


日本の永代供養に対する価値観の広がり
墓じまい後に永代供養を選択する事で、自分が生きている生前の内に、自分の御遺骨の供養先を自分自身で決定する事ができます。そして、自分が亡くなった後は、管理と供養は寺院に任せる事ができる為、子孫に負担をかける心配もありません。それに、自分の死後に先祖代々のお墓がどうなってしまうのか?等の心配もなくなります。少子高齢化や核家族化が大きく進行し、独り身世帯の方が増えている昨今は、自分の死後の事に関してもしっかり決めたい方が増えています。お墓の後継者問題を解決して、自分の希望を実現する供養の形として、永代供養は現代人の多くの支持を得ています。現代のお墓の在り方で大きな注目を浴びている永代供養は、今後、増々広がっていく事が予想されます。