墓じまいブログ
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墓じまいで末永く供養していただくための、4つの作法とは?
皆さんは、墓じまいに対してどのようなお考えをお持ちでしょうか?
近年、墓守をする継承者が途絶えてしまうから、檀家として経済的負担が大きいから、などといった理由で墓じまいをお考えの方が増えています。
しかしながら、「お墓をなくす」というイメージで、墓じまいに対してマイナスの意見を持たれる方もいらっしゃいます。
そこで、今回は墓じまいの作法について紹介し、墓じまいは単純にお墓をなくしてしまう行為ではない、ということを説明致します。
■墓じまいの作法
墓じまいとは単純にお墓をなくすのではなく、ご先祖様を末永く供養していくための新しい供養の形です。
そのため、墓じまいにも作法というものが存在します。
ここでは、墓じまいの作法を大きく4つに分けて、説明致します。
1. 御遺骨のお引越し
今までのご先祖様のすみかが変わるため、ご先祖様にその折を説明して分かってもらう作業です。
具体的に御遺骨の引越し先を決めて、役所手続きを行います。
2. お性根抜き
引越し先が決まったら、御住職様による「お性根抜き」と呼ばれる読経供養を、お墓まで出向いてもらって行います。
お性根抜きは、「魂抜き」や「閉眼供養」とも言います。
3. 墓石の撤去と、墓地の返還
お性根抜きを終えた墓石はただの石となるので、撤去する必要があります。
墓石の撤去は、墓じまい業者に依頼します。
しかしながら、処理の難しい墓石の無許可業者による不法投棄事案が横行し、国の廃棄物処理に関する規制が大変厳しくなっているのが現状です。
処理業者の選択を誤った場合、悪質な違法処理に対する排出者責任を求められることも当たり前のように考えられています。
そのため、豊富な実績を持った信頼のできる墓じまい業者に、墓石の撤去を依頼することが重要となります。
4. お性根入れ
取り出した御遺骨は、引越し先に納骨します。
納骨の際に、御住職様によるお性根入れの供養を行い、引っ越し先にご先祖様の魂を入れてもらいます。
魂入れは「魂入れ」や「開眼供養」とも呼ばれ、これらの儀式は「納骨式」などとも呼ばれています。
■まとめ
墓じまいには、このように4つの作法があります。
これらの作法を、ご先祖様に対する感謝の気持ちと敬意をもって行うことが大切です。
そうすることで、墓じまいはお墓をなくす行為ではなく、ご先祖様を末永く供養するための行為となるのです。
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